2020/11/5
定期テストまでの期間が長期間の問題点。(後半)
前回の続きで年間3回の中学校が、年間2回に定期テスト実施にした場合の問題として学力格差が拡大すると言いました。
2ヶ月間の休期間で1回目の定期テストが、7~8月に実施した場合2回目が来年2月ごろになります。そうなると6ヶ月以上間隔が空きます。この長期間の学習方法が問題になります。
成績上位の生徒達は、毎日学習しますが成績下位の生徒達は定期テスト数日前しか学習をしません。この期間が長くなるのと試験範囲が広くなることで、成績の差が拡大してきます。
このことが<学力格差が拡大>すると言った理由です。
更にもう一つの理由は、休校期間の2ヶ月分の学習内容を残り期間で指導するのですから授業スピードが通常より早くなっています。成績下位の生徒達は、理解できない状態で授業も苦痛でしかないのが現状です。
このことは、塾の授業でも同じことです。教材(問題集)中心の授業なので更に問題だけを解かせる一方的な授業になっています。宿題も多くなり理解することより塾の宿題を提出することが中心になっています。
『何のための塾なのか』?
この状態で集団指導を選択している生徒達は、特に成績下位の生徒達や不得意科目がある生徒達は、理解もできず塾にただ通塾しているだけになります。当然成績は更に下がることになります。
このような問題の対策として以下のようなことがあります。
◆年間回数は、3回にすべき。
◆学習方法がわからない生徒で定期テストの間隔が空きすぎるときは、塾の完全個別指導コースを選択すべき。
◆定期テスト直前にしか勉強しない生徒は、毎日30分でもいいから教科書で基礎学習を徹底すべき。
◆不得意科目がある生徒は、問題集の学習から教科書中心の基礎学習に変えるべき。
◆理解できなかったところは、その日のうちに学校や塾で質問し理解するようにする。
◆試験範囲が広いので、忘れないようにノートにまとめること。(まとめ方を工夫)
これらのことが、定期テストの間隔が長期間空いた場合の対策になるでしょう。
また、来年の2月の定期テストは学期末テストになり<内申点が重要>になります。内申点が学期末テストが重要というのは、高校入試制度で地域によりますが2倍になったり、3学期の内申が高校入試に利用されるとか合否に重要な定期テストになります。
ですから3学期学期末テストまでの期間が長期間空くなら、定期テスト直前の学習をしても効果はなく<毎日の学習>こそが成績UPになります。毎日の学習方法は成績により変化させます。
自分で工夫できないならば塾で指導を受けてください。
◉無料体験授業・カウンセリングを受け付けています。(予約要)
✪LINE公式アカウントのお友達登録⇒ホームページのトップ下から登録できます。
◆登録後プレゼント⇒①授業料<¥5000以上>のキャッシュバックいたします。
②無料成績UP診断。