2020/05/23
理解力の差の原因は、どこにあるのか?
よく理解力が悪いとか良いとか言いますが、原因があります。保護者は、自分の子供さんの理解力がないと嘆きますが、本当に子供さんだけに原因があるのでしょうか?
私は、子供さんにより確かに理解力の差はあると思いますが、成績が悪いから理解力が低いとは思いません。指導の仕方を工夫すれば短期間で、成績は上昇します。
『どのように工夫するのか?』
指導方法で受け身の授業、集団指導、問題集中心学習などは効果ありません。
特に理解力が弱いと思い込んでいる子供さんには、何故そうなるのか?と疑問を多くもち悩む子供さんが多数います。この疑問が、解消されずに授業が進行されていくので理解力が弱いと思われていまいます。
『では、何故疑問が多いのか?』
これには、原因が2種類あります。1つは、前学年(前学期)の学習が理解していない状態。2つ目は、学習範囲外までの理解を要求し、理解していく子供さんの2種類に分けられます。
まず最初の1つ目の原因ですが、各教科とも前学年(前学期)の学習が理解不足の状態で次学年に進級しているのですから当然、理解できません。
例えば、英語の文法を覚えていない(正確に覚えていない)。中学1年生の現在進行形の文法が、全く答えられない生徒ですと中学2年生の過去進行形の文法も理解できません。または、~ingしか答えられない生徒も多いですね。
数学にしても1年生の一次方程式の文章問題が、式が全く書けない状態をそのままにして中学2年生に進級。当然、中学2年生の連立方程式の文章問題の式が全く書けません。
数学の点数が50点以下の生徒達は、式以前に計算ができない場合が多いので式を書けるようになっても方程式の計算で正解できません。特に方程式の分数の解き方ですね。
中学1年生の一次方程式の分数の計算を、理解していないのが原因なのですが解けないままにしています。それなのに中学2年生で、連立方程式の計算が解けないから理解力がない、理解するのに時間がかかると生徒を責めるのは間違っています。
次に2つ目の原因ですが、理解するのに通常の説明以外のことも必要な生徒がいます。私は、教科書の内容以外の説明もします。いろいろな説明をすることで、興味をもたせ理解しやすいようにするためです。
こういう生徒の場合は、理解はしているのですがもっと理解を深めたいという理由で質問してきます。中には、雑学に近い質問もありますが丁寧に納得するまで説明します。
これらの生徒達も理解力が弱いのではなく、好奇心が旺盛で広い知識から理解を深めるタイプの生徒達なのです。
理解力の差は、能力の差ではないのです。この2つの原因を解消してすれば改善されるのです。
★子供さんの理解力が弱いことで悩んでおられる<保護者・生徒さん>は、ご連絡ください。ホームページ上からメールで、お問い合わせ可能です。
★無料カウンセリング実施しております。(予約要)