2020/05/13
勉強時間が、多いのに成績が伸びない生徒さんの原因。
お問い合わせで、保護者から『子供の勉強時間が多いのに成績が伸びない、または安定しないんです。どうしたらよいか?』という相談が時々あります。
『子供は、よく勉強するんです。』と言う保護者に対して、カウンセリングを行い原因を探りました。まず学習方法から聞きましたが、教科書の学習もしているので基礎学習はしているようでした。
次に、教科書を使い重要部分に線を引いてもらいました。そして、基礎学力の確認を質問しながら全教科チェックしていきました。
更に学校の授業内容を全教科確認し、学校ノート内容確認、定期テストの問題、答案(不正解の問題確認)を確認して原因を探しました。
その結果、原因は大きく3項目ありました。
①学校の授業内容の問題。
②学習方法の問題。
③利用していた塾、家庭教師の問題。
この3つの問題点が、成績に影響していました。
①の問題は、よくある問題点でクラス内の生徒数が学校は、集団(30数名)指導(学力も格差がある生徒達の集団)になりますので授業内容を、各生徒個人に合わせられないのです。また、教師間の指導レベルも異なり授業の質が低い場合も。
この生徒さんの学校は、レベルは前から低い学校との評判でしたし予想通りでした。基礎学習が完全に指導されていないことと、この生徒さんは『何故そうなるのか?』と納得するまで質問するタイプの生徒さんでしたので、授業に不満を常にもっていました。
その分、勉強しなくてはいけないと時間が多くなるということです。
②の学習方法の問題は、カウンセリングで問題点が見つかりました。
この生徒さんは、教科書に重要な箇所に線を引かせた時、ページの文章のほとんど全てに線を引きました。つまり、本文全てを重要と考えているので学習時間が、必然と長時間となったのです。
③の利用していた塾、家庭教師の問題は、生徒本人が授業内容に不満を強くもっていました。問い合わせの時、保護者からこの問題が一番の悩みと相談されていました。
授業内容が理解しにくい、質問しても理解しにくいので塾が嫌いになってしまい保護者が他の塾、家庭教師を紹介しても見向きしなくなったと、ご相談されました。
結果も成績が安定しなく塾は、何処も同じという考えになってしまったと。
本人が言うには、問題集を解くことが中心で『何故そうなるのか?』を説明して自分の考えを聞いてもらいたいというのが、希望でした。
受け身の一方的な授業ではなく、主体的な授業を求めていたのです。更に『何故そうなるなか?』という説明を詳しく授業でしてもらいたい。
『問題解決型授業』の主体的な授業、『教科書中心授業』で基礎を徹底する指導方針の当塾で、やっと希望が叶えられたのです。
サクセス進学塾の指導方針が、この生徒の希望に完全に合ったことで成績も急上昇、高校も学年1位を継続し早稲田大学に現役合格しました。
個人差はありますが、学習時間が多いのに成績が伸びない原因は、これらのようなことが共通していることが多いです。