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2020/10/25

中学2年生は、内申点を考えるなら中学3年生から塾利用は遅すぎる(後半)

前回の続きの説明になります。

中学2年生で成績が低い、志望校合格ラインまで成績が不足している、不得意科目が複数科目あるなどの生徒に受験の中学3年生から塾を利用すればよい(または変えればよい)と考えている生徒や保護者が多くいます。

 

何故、このような考えでいるのか?

 

以下のような理由があります。

◆志望校が決まっていない。

◆自分の成績を深刻に考えていない。

◆中学3年生から受験対策をするのが普通と考えている。

◆部活動が終了してからでよい。

◆受験制度を理解していない。

◆保護者が、受験生になれば成績が上がると思っている。

これらの理由の複数(または全部)が、該当する生徒や保護者が中学3年生から入塾してきます。このことは高校3年生の受験生も同じです。

これらの理由で教育意識が低いという理由を省きましたが、成績が低い生徒や保護者ほぼ全てに該当するので理由項目に入れませんでした。

 

この教育意識が低いの内容は範囲が広く省きますが、私のカウンセリングで子供さんの現状をお知らせしますと子供さんと保護者が、驚きの表情をする方達がほとんどです。

初めて自分の成績に危機感を感じ焦り始めるのです。1.2年生の学習不足と内申点を、3年生だけで上げることが困難なことに気づくのです。

 

そもそも高校受験は、<中学1年生から>始まっているのです。

 

内申点は地域により異なりますが、中学1年生からの内申がはいります。もちろん受験問題にも出題されますし(融合問題など)、問題の基礎にもなっています。

更に不得意科目の原因は、<中学1年生の学習の理解不足>にある生徒が多く中学3年生の不得意科目の原因は、ほとんどが<中学2年生の学習内容>に原因があります。

 

ですから受験生の学年から塾を利用(変えよう)と考えているなら前学年の学習に、ほとんど戻らなくてもよいぐらいの学力があるなら志望校次第になりますが受験生から塾利用(成績が上がる塾に変える)こともいいと思います。

 しかし、残念ながら成績の低い生徒達は例外なく中学1・2年生に戻らなくていけません。不得意科目もそうです。不得意科目が複数科目あれば大変なことです。

フィードバック学習するにしても受験生から入塾して<1~2年間の学習>の授業時間を考えると相当無理があります。

 

【授業時間数の確保】の問題と保護者の【教育意識】の問題で、毎年塾側が大変苦労します。授業時間が確保できても保護者が協力しない場合も非常に多いのです。

特に教育意識が低い保護者は、料金問題でもめます。授業料は前より支出したくないが、成績は上げてもらいたいと言います。地域にもよりますね。熱心でない地域の保護者は、無理な要求が多く大変です。

ですから受験生から塾を利用ではなく、早くから塾で対策をするべきなのです。受験制度を知らない、知ろうともしない、受験生から本気で勉強すればという甘い考えが全ての対応を手遅れにしてしまうのです。

 

内申制度は地域により異なりますが、中学2年生の学期末テストが内申点に大きく影響します。

そのことを知らない保護者も多く(教育意識が低い保護者)、大事なチャンスを逃してしまっていることに気づかないのです。

 

成績が良くても志望校合格ラインに成績が、相当不足しているなら遅くても中学2年生から塾を利用すべきです。

 

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