2020/06/27
文章読解力の弱さが、全教科の成績に影響している。
文章読解というと、苦手とする子供さんは多いかと思います。
また、文章読解は国語に限ったことなので何とかなると思っている保護者、子供さんもいます。保護者がよく言われるのは、『よく読めば答えられたのに』『よく読みなさいと言っているのに』という言葉です。
しかし、これでは文章読解の対策になりません。『よく読む』とは、何回も繰り返し読みなさいという意味で保護者は言っていますが、『本当にそうでしょうか?』
保護者に対して、繰り返し読んでいると子供さんは反論します。繰り返し読んでも読み取れない、不正解になる、読み取りに時間がかかりすぎて答える時間がなかった。
子供さんからは、このような意見が多いのです。
それなら、『文章が、短いなら読み取れるのか?』
実は、苦手としている子供さんの多くは2~3行の文章でも読み取れないのです。
そうなると、国語以外の教科にも影響がでるのでは?
そうなんです。影響するんです。
例えば、英語の長文読解問題、数学の文章応用問題、理科・社会の文章問題です。
他の科目でも文章読解力が弱いので、文章問題が不正解になり点数が伸びません。
このようなことから文章読解力が、弱いと全教科の成績に影響することになります。
それでは、『どうしたらよいか?』
文章読解力を強くするには、読書をしなさいといいますが実際難しいと思います。
読書量は、小学生から中学生へと減少していきます。更に高校生で減少していきますし、無理矢理に読書をさせても効果ないでしょう。
私は、対策として2~3行ずつ国語の教科書を音読させて(教科書中心授業だからこそ可能な指導)説明をして、ノートにまとめさせます。まとめ方も指導します。
更に、質問をし生徒の考えを答えさせます。相当、詳細にです。答えられない場合もヒントをだしながら生徒自身に考えさせて読解力を強化していきます。
そして、少しずつ行数を増やしていきます。この指導方法は、個人差がありますので一定ではなく各生徒ごとに異なります。
ですから、教材中心の授業では不可能な指導方法なのです。
このような指導方法で、文章読解が強化され成績も上がっています。国語の文章読解問題も苦手意識がなくなり、他の教科の文章問題も苦にしなくなりました。
他の塾から来た生徒は、《音読》させられることに驚きますけどね。国語の授業は、大部分の塾が問題集で解くことが中心ですから。
指導方法も他塾と一線を画していますから、文章読解の指導方法に限らず驚きますけどね。
夏期講習も全く指導方法が異なりますし、短期間で成績がUPしますから驚くことばかりですね。
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