2020/04/10
社会は、暗記科目?
カウンセリングで、保護者からよく聞く言葉です。学校の定期テストの出題の仕方に問題があるのと、昔のイメージと情報しか知らない(知ろうともしない)ことからこういう言葉がでます。
最初に学校の定期テストの出題方法の問題は、再三私は言っています。ワーク、プリントから出題して、暗記すれば高得点がとれる。中学だけでなく、高校の日本史、世界史、地理、倫理など地歴公民でも同じような出題方法が多いのが現状です。
生徒達に聞きますと、社会はワーク、プリントから出題され暗記すれば点数がとれるから試験の2~3日前または、前日勉強すればいいとクラスのほとんどの友達が言っているといいます。
更に酷い学校ですと<ワーク、プリント>からそのまま出題する学校もあります。カウンセリングで、入塾のときに高得点の科目でも一応理解度を私は確認します。何故かというと、今まで得点に理解度が比例しない事例が、けっこうあるからです。
こういう出題方法で高得点をとっている生徒達は、内容をよく理解していないのに点数が80~90点ぐらいとっています。内容も理解していないのに暗記で点数がとれるので社会は、所詮暗記科目と勘違いしています。保護者もです。
そのため、このような生徒達が最初の壁にぶつかるのが、学力テストや模擬試験です。
定期テストの点数に及ばないのです。それも大幅に不足した点数しかとれない生徒が多いのです。
特に【文章記述問題】は、全くといっていいほど点がとれません。
当然です。理解していなのですから。受験生でこの事実に気づき、当塾に駆け込んでくる受験生が多くいます。(他の教科も同じように点が、とれない科目がでてきます。)
前に利用していた塾でも下がる一方でと悩みを話す保護者がほとんどですが、前の塾の授業内容が合っていないのですから上がるわけありません。
ワーク、プリントの暗記で、内容も理解せず高得点をとっていたのですから塾で問題集ばから解いても点数は上がらないですよ。問題の解説聞いても基礎を、理解していませんからよく理解できません。
だから改善して点数を上げるには、教科書中心の授業で徹底した基礎学習をしなければいけません。つまりサクセス進学塾のように<完全個別1対1>、教科書中心授業の塾を利用するしかないのです。
次に昔のイメージしかもっていない保護者の問題です。情報不足なんです。社会は、暗記科目という昔からの情報を信じている(情報を知らない)ので、思考力を問われる事も知らない(知ろうともしない)のです。
ここは、保護者の教育の意欲の差がでます。地域差ですね。だから社会の点数が低くてもこのよな情報不足の保護者・生徒は、自分で勉強できるから塾で選択しなくてもといいですと言います。
当然、高得点の生徒達は<学力テスト・模擬試験>で点数が低くとも危機感が薄くカウンセリングで、基礎問題にことごとく答えられない自分の子供を見て気づく保護者もいれば、暗記科目だからと料金ばかり気にする保護者もいます。
教育度の違いも大きな原因の一つですし、基礎学力の不足が原因と理解していないことも原因です。定期テストの内容に、関心をもたなく点数だけを重要視する問題もあります。
文章記述問題を解くには、基礎学力が絶対条件になります。教材中心の塾では、改善されないということです。
ですから、<社会=暗記科目>の考えは(特に文章記述問題には)通用しないということです。