2020/03/9
国語力の低下は、小学校低学年から。
近年、受験など英語を重視するため学校の授業カリキュラムも小学5年生から英語を、教科に格上げしたりと英語時間を増加します。また、英語単語数も<中学・高校>と増加していきます。
英会話も幼少期から通わせるご家庭も多く、ますます英語重視です。
しかし、英語は得意ですが国語は苦手という生徒も多いです。国語の苦手の内容も読解力どころか、漢字も<読めない・書けない>のレベルの生徒もけっこういますね。成績上位者でもいるんですから。
授業で音読させると、教科書もよく読めない生徒もいます。漢字の読み間違いだけでなく、読み間違いが多いんです。
これでは、教科書で学習しても効果ないにではと思います。教科書、読めないんですから。読みが、中断してばかりの生徒もいますからね。
『このような生徒達は、いつから読めなくなったのか?』
多くは、小学生の低学年からなのです。その時に保護者が対策をしたのか、しなかったのか?
あまり気づかれない保護者もいます。もちろん気づかないのですから対策なんかしません。
『まだ、小学生の低学年だから気にしなくても?』
そう思っているんでしょうね。ところが、小学生の低学年から教科書を読めないと急に読めるようになることは少ないです。高校生でも音読がスムーズに読めない生徒はいますし、読解力も弱いので点数も上がらないです。
もう手遅れになっている状態から、国語力を強化させるには相当な時間が必要になります。実際、文章読解力を短期間でUPさせるには授業時間数の確保が条件になりますが、事の重大さが理解していない生徒達が多いのが現状です。
他の科目の授業時間もあり、どちらかというと国語に重点をおく<生徒・保護者>は多くありません。時間数が取れないとなると国語は、自分で学習できるから(問題集で学習をする)のでと言い、他の科目に授業時間を振り分けて<国語の授業時間を削る>傾向が多いのです。
これは、国語を教科としか理解していない証拠なのです。
国語力は、全教科に影響する非常に重要なものなのです。
例えば、中学の数学の方程式の文章問題、英語の長文問題、<理科・社会>の文章問題、記述問題(字数制限問題)なども国語力が必要になります。
小学生も同じです。国語の読解力が、他の科目にも影響してきます。そのため『問題を、よく読んでいれば正解していたのに』とか、『文章の読み取りに時間がかかり、他の問題を解く時間がなくなってしまった』という声をよく聞きます。
このようなことから、中学生以降になると<他の科目に時間を割くことが増え>国語の時間を削る傾向があるので、《小学生のうちに国語力を強化》しておきましょう。