2020/01/17
自分で学習できない子供さんの対策。
自分で勉強方法がわからないという生徒さんは多いですが、今回は原因も含め対策方法をご説明します。
まず勉強方法がわからない生徒さんには、大きく2種類に分類されます。
一つ目は、学習時間も毎日計画通りに数時間している。
二つ目は、計画的に学習せず気の向いたときだけ学習する。または、学習時間ゼロ。
後者に該当する生徒さんが、『勉強方法がわからない』ということを言うことが多いですね。保護者も同じことを言います。勉強方法がわからないから自分の子供は勉強しないと。
しかし、カウンセリングをしていると『本当にそうかな?』と思う生徒さんが沢山います。そう思う理由ですが、勉強方法がわからなくても英語であれば、<単語、熟語練習、国語であれば漢字練習、数学であれば公式、定理の練習>などは教科書で勉強できるはずです。
そのような勉強もしない、教科書を開きもしないで『勉強方法がわからない?』で学習時間ゼロ。保護者も『勉強方法がわからない』という言葉に惑わされ方が多く私は、上記のような事ぐらいは教科書を開いて勉強できるはずですと言っています。
つまり自分の成績が悪いのは<勉強の仕方がわからないから>と、責任逃れをしているわけです。親もそれは、仕方ないと言うわけです。
このような生徒さんは、学校も出席しているだけで授業もほぼ理解していません。また単語、熟語、漢字も勉強していないので、定期テストこれらの問題も不正解が多いです。応用問題も解けないのですから、当然点数はとても低くなります。
それでは、自宅でも全く勉強しない生徒(『勉強方法がわからない』で責任逃れ)を学習させるか?という本題を説明したいと思います。
まず、【参考書、問題集などは使用しない】。そして【教科書で学習する】ことです。
次に、<勉強を始める時間を決める>ことです。そして毎日勉強をすることです。
時間数は<30分程度>からでもいいです。徐々に時間数は、増やしていきます。
そして最初は、教科書の<単語、熟語、漢字、地図、年表、数学公式>などをノートに複数回写すだけでいいです。3回ずつ、5回ずつと。
この方法は、成績が良い、悪いにかかわらず《不得意科目の学習方法》にも使えます。不得意科目は、誰もが勉強する気にならないですから、この方法を使うと良いでしょう。
実際この方法で(写す作業)、面白くなり集中力もつき自宅での学習もするようになった生徒さんは沢山います。この作業を宿題にすると、提出率も上がりました。塾でもこの問題の小テストも行いますので、正解率も上がり生徒さんの学習意欲も比べものにならないぐらいにアップしました。
興味をもち学習する習慣がつけば、今度は自分で考えて勉強方法を少しずつ変えていくようになります。各生徒さんで学習方法の指導は、異なりますので一般的な方法としてご説明いたしました。
☆学習方法で悩んでおられる生徒さん・保護者は、無料カウンセリングを実施しておりますのでご利用してください。